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ピンク一色イルミネーションのフランチャコルタ ー ジロ・デ・イタリア

1月23日、今年で101回目を迎える自転車プロロードレース「ジロ・デ・イタリア」の開幕まで101日を記念し、レース開催地のひとつであるフランチャコルタのワイナリーや建物はピンクのイルミネーションに染まりました。
距離3.546キロ、比高差44.000メートル、2タイムトライアルと8つのアップヒルに設けられたゴール地点-5月4日から27日にかけて行われるイタリアで最も人気のあるイタリア全土を回る自転車レースの一部の数字です。
第101回の開催まで残り101日となったこの日、伝説的なレースとレーサー達を歓迎するためにフランチャコルタのワイナリーと建物はピンクに染め上げられました。自転車好きの人々やフランチャコルタファンにとって、ジロのルートに沿って続くイルミネーションされた町並みの美しさを感じることができる一夜となりました。
今年の開催地はヨーロッパ圏外初となるイスラエルに決定しました。イスラエルをスタートし、レースがイタリアに入ると、まず、シシリア島にあるエトナ山のアップヒルに設けられた素晴らしいゴール地点にたどり着きます。その後レースは、長靴の形をしたイタリア半島に移り、選手は過酷な道を上ったり下ったりしながら北上、タイムトライアルが行われるロヴェレートまで続きます。翌日の23日にはワインの名産地であるフランチャコルタステージに入り、選手たちはゴールとなるローマまでのファイナルレグに向け、バトルを繰り広げます。
ステージはリーヴァ・デル・ガルダからフランチャコルタの緩やかな丘陵までの間にオメ、ロデンゴ サヤノ、パデルノ、フランチャコルタ、ボルナート、カッザゴ サン マルティーノ、エルブスコ、コルテ フランカ、イゼオ、プロヴァリオ ディ イゼオ、モンティチェリ ブルサティ、パッシラーノを通り、最後もう一度 コルテ フランカを通過した後、ゴールのイゼオ湖に辿り着きます。
ピンクのイルミネーションに彩られたワイナリーと建物
バローネ ピッツィーニ
モダンかつ次世代の構造で、省エネ環境を整えたワイナリーです。ワイナリーの2/3が地下にあり、生物気候戦略を取り入れたり、ソーラールパネル、自然冷却システムを装備するほか、石材と木材を用いた浄水システムを完備しています。
ベラヴィスタ
同名の丘にあるこのワイナリーは素晴らしい眺めを有する場所にあります。イゼオ湖とピアヌーラパダーナ(平原)を眺めることができ、遠くはアルプスまで見渡すことができます。
ベルルッキとボルゴナートの城
村人たちをハンガリアンの攻撃から守るため中世時代に建てられたこの城は、ベルルッキの敷地内にあります。土地を所有していた貴族、ラナ・デ・テルツィ家のイメージカラーに横縞模様が装飾されています。そしてこの城を取り囲むようにブドウ畑が広がっています。グイド・ベルルッキの生産者たちはここでピノビアンコを栽培、1961年に収穫をスタート、フランチャコルタを初めて製造したワイナリーとして知られています。
ボッカドーロ
2014年にカッザゴ サン マルティーノに造られた小希望でまだ若いワイナリーです。有機栽培で7ヘクタール。イルミネーションは門、車道とメインエントランスに施されました。
カ デル ボスコとアルナルド・ポモドーロのソーラーゲート
この門はアルナルド・ポモドーロが1987年から1993年の間に作ったものです。カ デル ボスコの入り口にある50トンの重さの円盤型の門は、矢を空に向かって放ち、太陽から栄養をもらうことでブドウが育つというイメージで作られています。
ボルナート城
フランチャコルタの中心にあるボルナート城とヴィッラ オルランドはブドウ畑に囲まれたルネッサンス様式の代表的建築物です。晴れた日はアッペニーニまで見渡すことができます。
エルブスコ市
フランチャコルタの中心にあるエルブスコ市は、オルファーノ山とセビーノ湖に程近く、平原の入り口にある市です。名前の由来は木々や草花の奏でる音からつけられたと言われています。エルブスコ市のメイン広場、パラッツォ カヴァレッリがイルミネーションされました。
コンタディ カスタルディ
古いフォルナチェ ビアスカ(炉)を改造し、現在ワイナリーとして使用されています。このトンネルの広さが二次発酵に最適な環境となっており、リノベーションしてもなお炉の雰囲気が残っています。
フェルゲッティーナ
このワイナリーは丘の上にあり、素晴らしい景色が望めます。アルプスの麓に位置し、セビーノ湖に面したこの土地で、熟練の職人がブドウをゆっくり完熟させていきます。
イゼオの美しいスポット
ヴァンティーニ宮殿は、イゼオ中心の西側に位置するガリバルディ広場にあります。19世紀中盤に建築家、ヴァンティーニによって建てられ、現在は市役所となっています。中心にはガリバルディによって初めて造られた彫像があります。オルドフレディ城は1200年後半に建てられました。以前は修道院でしたが現在は市役所図書館と町役場と世界大戦の戦争博物館として使用されています。そのほか、イゼオ人でイタリア統一運動の愛国者、ポルトガブリエレ ロサの名前が付けられた湖岸、イゼオ湖の港などがあります。
ロンコ カリーノ
このワイナリーはフランチャコルタの中心にあって美しいブドウ畑に囲まれています。ワイナリーは、アドロ市、カッザゴ サン マルティーノ市とエルブスコ市にまで広がっています。丘上には、20世紀で最も才能ある音楽家のひとりと評される、ブレシア出身のピアニスト、アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリの旧家があります。
ソリヴェ
ソリヴェワイナリーは、ベラヴィスタの丘にあるブドウ畑を一望する場所に位置し、フランチャコルタ全域とイゼオ湖を見渡すことができます。トルビアト、アデュロとコルテ フランカにある合わせて30ヘクタールのワイン畑から収穫しています。
ヴィッラ クレスピア
ムラトリ家が所有するこのヴィッラは、フランチャコルタ様式を用いた名祖のワイナリーの前に位置します。ヴィッラにもワイナリー同様、フランチャコルタ様式を用い、大きさ、屋根の色、スチールの装飾などを採用、2000年から2002年の間に建てられました。名前の由来は、中世後期に製造されたスパークリングワインの原型であるワインの名前「クレスピア」から来ていると考えられています。
ヴィッラ フランチャコルタ
ヴィッラ フランチャコルタは15世紀から続く小さな村に位置し、コッレ マドンナ デッレ ロサの麓にあります。この土地には、オーク、エリカ、ジュニパーが生い茂り、また、丘陵を切り出した岩壁が下降まで続くことで、ブドウ栽培に最適な環境を作り出しています。丘の裾野にあるセラーは、フランチャコルタワインが出荷されるベストな時期が来るまで、何年もの間エイジングするのに最適な場所となっています。